どこに座ろうか
2011年 07月 12日
そんなある日、Aちゃんの隣をめぐってBちゃん、Cちゃんのバトルが勃発。どちらも「どいてー!」「いや」「私が先だった」「違う! 向こうへ行って」と譲らない様子・・・・。 頻繁に2人が同じことで喧嘩するので「もうどこでもいいやん・・・」と思わず言いそうになった私ですが、そこはグッと我慢。大人にとってはたいしたことじゃないことも、子どもにとっては大きな問題だから喧嘩になるのですよね。
間に入ろうとすると、珍しく、周りの子どもたちが「じゃんけんしたら?」「どっちかが帰り(帰る前のサークル)に座ったら?」と近づいてきました。初めて、子どもたちからの案が出て来たので、しばらく様子を見ていたのですが・・・・。お互いの意見を聞かず、自分の話ばかりするので、仲裁しようとした子まで、喧嘩になり、余計にこんがらがってしまいました。
それでも我関せずだった他人の喧嘩を仲裁しようと近づいたり、一緒に考えてくれたことは大きな成長。今回は余計にこじれてしまいましたが、経験を重ねるごとに少しずつ上手に出来るようになるのでしょう。
毎日、子どもたちと過ごしていると、喧嘩や色々な経験の中で、友だちの気持ちに気づいたり、自分の気持ちを様々な形で表現しようとしていることを感じます。上手くいかないことや葛藤を味わうこともありますが、全ての経験が子どもたちの力につながるよう、7月も丁寧に関わりたいと思います。
(年中・たんぽぽ組クラスだよりから 6月30日発行)
*写真はお片付けです。3人で工夫して、製作用のテーブルクロスをたたみました。直接本文には関係ありません。たんぽぽ組のひとこまです。
